蔵元紹介 : 瀧自慢酒造
百人が一杯飲むよりも、一人が百杯飲みたくなるお酒。
瀧自慢酒造さんは、伊賀名張の中でも赤目という地域にあり、その脇を流れる川をさかのぼると、屋号の由来ともなった赤目四十八滝があります。明治初期に創業。その当時は現在の屋号でなく、いろいろな名前があったそうですが、メインは今も変わらず瀧自慢であったそうです。
お酒造りにおいて心がけていることは、お客さんに愛してもらって何杯でも飲んでいただけるお酒をつくること。百人が一杯飲むよりも、一人が百杯飲みたくなる。知らず知らずのうちに杯が進む。そんなお酒を目指しておられます。
他の蔵元さんとはっきり異なる点をたずねると、「水」という答えが返ってきました。赤目四十八滝から流れ出す、清らかな自然水によって、瀧自慢さんのお酒が醸されています。お酒造りにとって、水は非常に重要。お酒の味を左右します。さらに、周りが宅地と化している蔵元さんが多いなか、瀧自慢さんはいまだ自然に囲まれています。この満たされた自然は、良いお酒を造るうえで、大きなアドバンテージとなっているに違いありません。
実際にお酒を造る段階では、スタートが一番気を使うそうです。毎年ばらつきのあるお米を用いながら、酒質が一定になるように、原料処理は厳密に行われます。そして、蒸し米を最高の状態に仕上げることで、良いお酒が生まれます。瀧自慢さんは酵母を自家培養されており、そんなところからもお酒造りにおけるこだわりが見られます。
数多い銘柄の中でも、主力はやっぱり瀧自慢。名張乙女や滝水流(はやせ)といった銘柄も人気があります。それら全てに共通しているのは、いずれもすごく飲みやすいということ。いわく、お酒は料理の引き立て役であり、食事しながら飲める酒が良い、とのこと。料理とお酒に舌鼓を打ちながら、いつの間にか心地良くなっている様が目に浮かびます。
瀧自慢酒造株式会社
三重県名張市赤目町柏原141番地
TEL 0595-63-0488
FAX 0595-63-6126